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「歌の贈り物」(Something for Everybody)はエルヴィス・プレスリーの1961年のアルバム。
収録曲は1961年3月12日から13日にかけてナッシュヴィルで12曲が録音され、「アイ・フィール・ソー・バッド」がシングルに使われたため、 映画「嵐の季節」用に録音された「アイ・ストリップト,アイ・スタンブルド,アイ・フェル」を加えて発売された。
オリジナルではA面がバラードサイド、B面がリズムサイドと分けられていたが、日本での初出時にはA面がリズムサイドとなっていた。 エルヴィスはアルバムの出来に満足し、RCA重役のビル・ブロックに宛てた手紙の中で「私たちがこのアルバムの出来にどんなに満足しているか、お知らせしたく思います」と書き送っている。
除隊後のエルヴィスのライヴパフォーマンスは1960年3月26日のフランク・シナトラ・タイメックス・ショーへのTV出演と、 1961年2月25日のメンフィスのエリス・オーディトリアムでの2回のコンサート、3月25日のハワイでのコンサートの4回を行ったのみで、 1968年のカムバック・スペシャルと1969年のラスヴェガス公演までコンサート活動は途絶えていた。
1999年にアップグレイド・バージョンとして6曲のボーナストラックが加えられた。
「マリーは恋人」と「リトル・シスター」は両面ともヒットしたもののラジオで放送回数を2分してしまい「マリーは恋人」が4位、「リトル・シスター」が5位止まりだった。
ギターのハンク・ガーランドは1961年9月に交通事故に遭い2度とギターの弾けない体になってしまったため「リトル・シスター」が最後のエルヴィスとの録音になってしまった。
2011年に「エルヴィス・イズ・バック」のレガシー・エディションのディスク2としてボーナストラックを加えてカップリングされた。 曲順がオリジナルアルバム通りの順番に並び替えられ、その後にボーナストラックという順番になったものの、 収録曲自体は「エルヴィス・イズ・バック」と「歌の贈り物」のアップグレイド・ヴァージョンを合わせたものと変わらず、未発表曲や別テイクなどは収録されていない。
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